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スタートアップの資金調達についてまとめてみた【デットファイナンス編】

前職の社長の受け売り100%

前職の社長とはよくさせてもらっていて、夜中に2人で語り合ったり、
土日に会社の方針を議論したりしていたことの中から思い出したように書いてみた。

攻めの財務、守りの経理

企業会計っていう分野を簿記2級では勉強するらしいんだが、会計っていうのはまた奥が深い。

僕なりの解釈では、会計は財務分野と経理分野に別れていて、
経理は会社の過去の成績や健康状態を出すためのもの
・財務は今後の成績や健康状態をよくするためのもの
という違いがあると思っている。

で今回の資金調達自体はもちろん後者の財務分野に当たる。
しかし資金調達をするためには経理分野がまず必要で、
この2つは密接に関わり合っている。

資金調達の2つの方法

では起業したばかりの会社はどうやって外部から資金を調達してくるのだろうか。

答えは大きく2つある。
エクイティファイナンス
デットファイナンス

このうち融資というのはデットファイナンスのことで、
簡単に言えば銀行など金融機関からの借り入れのことだ。

会社や社長の信用を担保にお金を借り入れることを指し、返済義務があるものを言う。

一方でエクイティファイナンスというのは日本語では出資のことで、
主にVC(ベンチャーキャピタル)と自社の株式とお金を引き換えることを言う。
こちらは原則返済の義務はない。

エクイティも奥が深く、めっちゃおもしろいが
今回はデットファイナンスの方での資金調達を以降述べていく。

融資の取り付け方

ではまずスタートアップはどうやって銀行から融資してもらうのだろう。

知ってる人は知ってるだろうが、スタートアップは大手メガバンクで口座を作るべきではない。

なぜならメガバンクは融資のハードルが高く、すぐに融資をこぎつけられるわけではないからだ。

最初は融資なんて受けなくても、、、なんて悠長なことを考えてこの記事を読んでいるおまえらはいないと思うが
資金があればできることが必然的に増えるから最低限の労力で最大の融資を引っ張る努力を怠るなよ。

スタートアップはまず地方銀行信金なんかがおすすめだ。

プロパー融資とは?

では信金で口座を開設し、融資を引き出していくわけだが
融資には大きく分けて2種類の融資があることを言っておく。

・保証会社付き(保証枠)融資
・プロパー融資

読んで字のごとくだが、保証枠融資は保証会社に銀行の間に入ってもらって融資をひっぱる方法。
(詳しくは述べないが保証会社は国であることが大半)

逆に銀行が融資に対して責任を負ってるのがプロパー融資だ。

当然スタートアップはプロパー融資を引き出すべきだ。

先ほどメガバンクは融資のハードルが高いという話をしたが、
メガバンクは売上で3億円くらいないとそもそもプロパー融資の対象にならない。

逆に信金とかの小さい銀行はそのハードルは低い。

ちなみにその間の「1000万保証枠を付けてくれれば、1000万のプロパーを貸してもいいよ」ってのも多い。

銀行に「プロパー枠500万円の追加がある」なんて言われた場合は素直に受け入れちゃってOK。

スタートアップ創業5年以内とかで年利2%は安い方らしいが、この辺は会社の業績や口座開設してる銀行によっても違うからなんとも言えない。

銀行はどこをみているのか

では銀行は融資にあたって会社の何をみているのかだが、これは会社の業績だ。

簿記でもやることだが、
損益計算書
貸借対照表
キャッシュフロー計算書
いわゆる財務三表と言われる会社の成績表をみている。

銀行に融資を受けに行ったら決算書出してくださいとか言われるから
この辺用意しておくといい。

攻めの経理とは?

先ほど経理は守りだと言ったが僕なりの解釈では融資を引っ張る上では
攻めの経理もとても重要だ。

銀行には財務三表である会社の成績表を見せて、
手元にお金が残ってますよー
利益出てますよー
借金は少ないですよー
ってことをアピールすることが融資を引き出すのに必要だと話した。

しかし毎期ごとにちゃんと利益出して税金を納めるというのは素直すぎる(いいことだけどな)。

スタートアップは利益はゼロでいいからどんどん先行投資していかないとスケールできないし
そういうテクニックはスタートアップほどやるべきだ。
(会社が大きくなったら信用を増やして国や政府を巻き込むためにどんどん税金払うべきだと僕は思ってる)

したがって攻めの経理では節税と決算数字の見せ方の違いを意識するべきだ。

節税ではちゃんとビジネスに関係していることにお金を使って経費計上できるものは全てやっていくことを徹底する。

監査に入られたときにどういう説明ができるのかをあらかじめ想定しておくといい。

またスタートアップでは助成金をうまく活用するべきだが、決算書で営業外収益にするのはだめだ。

たとえばエンジニアを採用した結果もらえた助成金であれば売上として計上すべきだ。

本業での収益として計上できるので銀行が評価してくれる。

まとめ

デットファイナンスで資金調達するためのポイントを説明した。

次回はエクイティファイナンスでの資金調達方法を説明する。

おわおわり。