はじめに
友人とゴルフの打ちっ放しのあとに居酒屋でリバーシをして遊んだ。
その夜、リバーシの必勝法を考えているうちに布団のなかで閃いた。
今日はそれを忘れないうちにメモしたいと思う。
(結局途中まで書いて、少なくとも書くべきことだけを書けたので本当のメモになった)
気が付いてしまった
今まで暇さえあれば新聞記事を読んだり週刊誌を読んで蓄積してきた経験が閃きを与えてくれたのだと思うのだが、
今までの考えの断片が繋がって意味を持ち始めた瞬間があった。
スティーブジョブズに言わせれば"Connecting the Dots"のこと。
SNSが流行する理由
人間は自己表現する生き物
自己表現の本質は人から認められたい、評価されたいという自己重要感を満たすこと。
CGMはなくならない
SNSなどのCGMをやらない人もどこかで必ず自己表現をしたり、自分の気持ちを相手に伝えている。
そうすることで自己重要感を満たす。
SNSのような自己重要感を満たすプラットフォームは人間の本能的な欲求をうまく満たすビジネスモデルである。
感情はお金にならない
利他精神や相手の気持ちを理解しその人の自己重要感を満たせる人が人の上に立てる。
創業社長の孫さんなどはちょっとした例外だが、大手企業の叩き上げ(生え抜き?)社長等は大抵の場合
その能力に長けていると思う。
他者から認められるのには確かに他者に有無を言わせないだけの実績(事実)も必要だが、
それと並ぶくらい周囲の人を味方につけられるだけの人格、つまるところそれは
相手の自己重要感を満たすことなのだが、が必要だと思う。
一方で自分の自己重要感を満たすことを目的とする自己表現は利己的な行動であり、それは利益をもたらさない。
企業とは
ビジネスの本質は利益をあげること
優秀な人材を集めるために企業が行うべきこと
いい環境を用意する
いい環境とは?
優秀な人材を集めるためには
資生堂の取り組み
働きやすい環境を用意するだけではダメだった的な。
働きやすい環境
福利厚生など物的欲求を満たす環境。
これは疑問の余地がないため細かいことは省略。
やりがいのある環境
カジュアルな話題のなかにビジネスの種が潜んでいるように、
自分の身近な体験の(話の)中からビジネスが生まれるという体験がやりがいに通じると思う。
カジュアルな組織にするための方法として、
ルーティンワークのような非クリエイティブなタスクは仕組み化して時間や労力を最小化し、
よりクリエイティブなことに専念できるチームをつくるべき。
専念とは言っても常に気を張っているのではなく、普段通りの緊張感(リラックスした状態)で、
何気ない日常的な不便や、悩みを共有しながらアイディアベースでソリューションを考えていく。
起点が社会全体だとなおよいが、ソリューションを出す上で事実を集めたり
仮説をたてて検証していくのが辛くなっていくので(人間は本来楽をしたい生き物であるため)
最初は自分が起点のニーズでOK。
自分の経験が世の中のためになっていることを実感できることがやりがいにつながる。
##### 心理的安全性の高い環境
そして同時に自分の経験を共有することはまぎれもなく自己表現の一つである。
これをメンバー同士がお互いに承認しあうことは、人間の本質的な欲求を満たすことになり、
心理的安全性の高い(=パフォーマンスの高い)チームとしても機能するようになる。
仕組み化すること
仕組み化とは、最小の努力で最大の成果を出すこと。
仕組み化には3つのフェーズがある。
見える化→マニュアル化→自動化である。
見える化とは
事実を洗い出す作業
事実から全ては始まる。
事実と理想の乖離が問題であり、この問題を表面化させるために見える化を行う。
マニュアル化とは
属人性を排除する作業。
見える化した事実をベースに、理想に近づくため問題を解決するための仕組みのこと。
自動化とは
最小の労力で最大の成果を出す作業の最終到達レベル。
まとめ
企業の本文であるビジネスの顧客は感情を持った人間である。
抽象的だが本質的なことは顧客の自己重要感を満たすことが利益の源泉であるということだ。
そのために企業がすべきことは自己重要感を満たすためのプラットフォームを確立することである。
SNSはその最たる例で、企業にとってCGMというのは自己増殖的に成長を遂げるビジネスモデルという意味でとても魅力的だ。
ではCGMを作ればいいかと言われればビジネスはそう簡単ではない。
プロダクトやサービスを世に出すまでに時間やコストをかけてリターンを期待するというのでは企業は体力的に長く続かない。
今やCGMを作るくらいなら技術だけで言えば、プログラミングスクールに通うくらいの手軽さでできる。
だがそれを成功させ、持続させるためにはマーケティングや分析などの他分野の専門知識が必要不可欠だ。
新しいビジネスを作り出すのは簡単ではないからこそ、
まずは目の前のタスクやルーティンワークのような誰でもできる作業をなるべく自動化させ、
日常のカジュアルな話題が新しいビジネスに直結するようなやりがいのある環境を作る。
それは人間にとってよりクリエイティブな活動である。
そうすることで優秀な人材が集まる。
一方で優秀な人材だからといって必ずしも優秀なプロダクトが作れるわけではない。
そこで先ほどの自動化を応用してCGMのようなビジネスの種をマニュアルをなぞるように世に出したり、もっと言えば
完全に自動化させることでようやくビジネスで勝てる最強のチームが作れるようになる。
みんな自動化しようぜ!!!