たくろぐ!

世界一のチラ裏

GoogleとAmazonの比較※2015/08/27更新中

Googleは単なる広告代理店、Amazonは小売企業なのかどうか

企業分析的なこと

Google・・・1998年にラリー・ペイジセルゲイ・ブリンが非公開で設立。2004年米国上場。
バックリンク分析の検索エンジンスタンフォード時代に発明。現在のAdwordsビジネスモデルの原型。
「誰でも情報にアクセスできる社会の実現」を企業理念としており、ソフト面に強みを持つ。
Nexusシリーズ、Chrome BookなどAndroidOSを中心にハード面を強化しつつあるが、google glassの失敗例もあり苦戦。
2014年頃からロボット関連企業を買収するなどリアルビジネスで巻き返しを図る。
最近ではNest主導のプロジェクト「Project Brillo」が眉目を集める。
(社員さん見てたら、上からでごめんなさい)

Amazon・・・1994年ジェフ・ベゾスが現Amazon.com前身会社を設立。
2002年にAWSAmazon Web Service)を開始、Amazon.com(小売業)で得た利益をこちらの投資に回し続ける。
特徴として
「当社は、売上高や利益を最大化することではなく、フリーキャッシュフローを最大化することを目的にしている」
と明言し、将来への投資を怠らない企業風土を一貫している。
今日のAmazon.com(co.jp)における薄利多売・当日配達サービスもAWSに裏打ちされた管理体制によるもの。
同社のビッグデータのうまい活用の例として「シャンプーボトル」を購入した際、楽天が同じボトルをリコメンドするのに対し、Amazonが詰め替え用をリコメンドしたということを聞いたことがある。
今後もAWSを中心にIoT/M2M分野への参入、IoT分野の企業買収とベゾスの先見の明が光る。

googleのエコシステム

ビッグデータを効率的に高速処理する - GFS(Google File System) - BigTable - MapReduce - Hadoop
など
参考:NTTデータ:OSSソリューショントップ

Amazonのエコシステム

  • kinesis(データインジェスト)
  • Cognito(アクセス認可) -AWS Lambda(イベント・ドリブン処理)
  • DynamoDB(NoSQL)
  • EMR(Hadoop
  • Kintone

AmazonGoogleのエコシステムはちょっと違うらしい(難しくてまだ理解できないw) アーキテクチャの部分?(システム構成の考え方?)よくわからんw

参考:http://media.amazonwebservices.com/jp/summit2015/docs/TA-11-Tokyo-Summit-2015.pdf/

比較してみて言えること

IoT/M2Mの分野が今後の成長産業だと言われる中で今後の展開が期待される2社。
Googleは今後膨大な情報の管理体制が問われる中で、テラ単位の情報を管理している経験やノウハウを持つのは他の追従を許さない(いち早くHadoopのような分散処理技術を開発・オープンソース化)。
さらにビーコン(Beacon)用省電力バッテリー、Nestを主導にセンサーネットワーク分野のデファクトスタンダードになれればGoogleの情報覇権は続くだろう。
一方のAmazonは日本国内でもAWSへの大手の参入が相次ぎ、これでリテール・コンテンツパブリシング・エンタプライズサービスの3つを支配する巨大企業へと変貌。
ビッグデータのリアル(小売)への展開を成功に導いた手法で、後発ながら覇権闘争に名乗りを上げられるか。