たくろぐ!

世界一のチラ裏

なぜgoogleは広告ブロッカーをChromeに標準で実装しようとしているのか

このブログを書こうと思ったきっかけ

久しぶりに過去の下書き記事を見なおして
このブログを始めるきっかけを思い出した

今でこそ「たくろぐ!」というタイトルにしたし
なんなら今までWordPressで自分の名前の
ドメイン取得してセルフブランディングしてたけど
結局飽きっぽい性格なのもあって続かずに
毎月1000円出すのすら嫌になってやめちった

それからエンジニアになることを決めて
hatenaブログを始めたわけだけど
いろいろ言いたい人もいるけど
今のところ無料ブログで全然事足りることが
わかってきた

というのももともとは備忘録のために
書いていたので別に誰に見られてもいいし、
逆に誰にも見られなくてもいいやとも
思ってたしそれが長続きしたコツ
だったのかもしれない

僕は当時いわゆる完璧主義で
「見られる」ことを意識しすぎてた

でもいつかgoogleに入ることを
夢見たときそんな些細なことに
気を煩わせていた自分が小さな存在だと
いうことに気付かされて
それからは自分の考えの整理を
するためにこのブログを始めた

だからこのブログを書こうと
思ったきっかけはgoogleのことを
書こうということだったし
その日自分が経験したことを
忘れないための備忘録だったんだ

googleの理念

最近こそジャンル問わずいろいろな
話題に関してブログを書いてるけど
いったん初心に立ち返りgoogleの描く
未来に関してフォーカスしてみたい

googleの理念の一つに
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」
という言葉がある

先日googleが広告ブロッカーを
ウェブブラウザであるChromeに標準で
実装するという話題が浮上したが
これも最適化されていないうざい広告を
なくして欲しい情報がすぐに手に入る世界を
作るという理念に則った戦略である

news.mynavi.jp

しかしこれは本来驚くべきことである

googleはその正確な数値は忘れたが
(それほど重要ではない)
その売上の大半が広告ビジネスであり
その広告を表示させない機能を
自前のブラウザにデフォルトで用意する
というのは直接的に自分のビジネスを
否定することになると思われるからだ

頭のいい人なら実はそういうことでは
ないというのはわかるのだが
世間からそう見えるのは疑う余地のない
ことかもしれない

本来はこうだ
googleも広告の最適化を進めており
見たくもない広告に悩まされるユーザーが
増えることを良しとはしていない

だから本来はAdblockPlusやuBlockOrigin等の
広告ブロッカーを使っている人は
どんどんブロックしていけばいいし
言い方は悪いけど情弱は好きな広告だけ
クリックしてあとはこちらが最適化するよ、
くらいの感覚でいるわけだ

難しいのは情強はなんでも広告を
ブロックするのでこれはgoogle
良しとはしないわけで、できるなら
情強にもちゃんと最適な広告だけが
出るのであれば嫌がられないだろうと
いうわけだ

さらに情強は必要なら買う層なので
ここの取りこぼしをなるべく避けたい

この調整を担うのが googleビッグデータであり
すべてをgoogleのサービス内で
完結させるべくgoogleが標準で
広告ブロッカーを入れるという構想に
至った理由なのだと思ってる

理念が何よりも重要

googleはこのことをよく理解している

理念を守るためなら戦略を捨てたり
今までのビジネスモデルを破壊することも
考慮すべきだということだ
(それはあっさり言えるほどたやすくない)

しかしそのことを社員が理解していて
理念を共有できているからこそ
このような迅速な意思決定に繋げることが
できるのである

僕はウェブマーケでSEOをやっていた
こともあるのだがこのSEOこそ
googleが何を重要だと考えているのか
という問いを考えるときにとても役に立った

hiroki-suzuki.com

僕は2015年だかに100数十個のSEOの指標をgoogle
発表したときにSEOが小手先の知識と
理解されていた時代はすでに終わったと
思っていて、それを発表する前に
googleがどういう未来を作ろうとしているのかを
考えるだけでおのずと答えは出ると思ってた

でもいまだにSEO業者はその指標にとらわれがちだし
クライアントへの説明としてそれを引用するのが
一番わかりやすいからそう説明して律儀にその指標を
守ってるんだ

真実は実はそこではなくて
googleの理念であり、googleの企業としての
役割がなんなのかでしかないのだ

まとめ

久しぶりにgoogleについて書いてみたが
改めてSEOをやらなかったらgoogle
わからなかったかもしれないと改めて感じた

実際googleはいろいろなことにチャレンジ
しているしそういう情報を追っているだけでは
googleの本当の正体は絶対にわからない

枝は針金のように細く、幹はとてもつもなく太い

それがgoogleの正体なのである